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持っていたほうがいい資格は?

本ページでは、貿易事務の仕事をする上で取得しておきたい資格についてまとめています。好条件やレベルの高い仕事に就きたい方はぜひチェックしてください。

貿易事務でより好条件が望める資格とは

貿易事務の仕事は、一般的な事務処理能力はもちろん必要ですが、それだけではなく、語学力(英語力)と、貿易に関する知識やノウハウが不可欠です。ですから貿易事務の仕事に就くにあたっては、これらに関連がある資格を取得しておくと、より有利な条件や待遇が期待できたり、仕事を選ぶ選択肢が広がったりします。ここでは、TOEIC、貿易実務検定、通関士について見ていきましょう。

TOEIC

受験者の英語力を証明する国際的なテストです。貿易事務の実務レベルとして求められるのは600点以上がひとつの基準となっています。ただし、600点あればよいということではなく、求人の内容によっては700点以上を求められるといったことも往々にしてあります。あくまで600点はひとつの通過目標として捉え、600点をクリアしたあとも、より高い語学レベルを目指すという姿勢が大切です。

貿易実務検定試験

日本貿易実務検定協会が主催する、貿易に関する知識や能力がどのくらい身に付いているのかを測るための検定試験です。後述する通関士は国家資格なのに対し、こちらは民間資格ですが、貿易事務の仕事に就くにあたり企業への大きなアピール材料となります。

試験はA~Cの3つの級に分かれており、難易度が一番低いC級は定型業務をこなすために必要な知識があることを証明するレベルで、合格率は50~60%。中間のB級は貿易実務経験者の中堅層を対象としたレベルで合格率は40~50%。最も上のA級は貿易実務において判断業務を行うことができる実力を証明するレベルで、30%前後の合格率となっています。

通関士

輸出入の際に必要となる税関との手続きを行うことができると認められた国家資格になります。通関業法や関税法などの法律知識と、税関への申告に必要な書類作成能力などが試験内容。もちろん貿易関連会社においては大きな武器になります。近年では、大学生が在学中に取得するケースも増えてきているとのこと。試験は年に一度秋に実施され合格率は17%~25%程度です。

貿易スペシャリスト認定試験

一般社団法人国際貿易マネジメント協会によって認定が行われている試験です。3段階あり、基礎レベルが3級貿易スペシャリスト(貿易取引者)、初級1級レベルが2級貿易スペシャリスト(貿易取引主任者)、中級応用レベルが1級貿易スペシャリスト(貿易管理士)となっています。

この試験を受けるためには一般社団法人国際貿易マネジメント協会が指定する講座を受けなければなりません。原則として2級と3級は20時間以上、1級は26時間以上の受講が必要です。

それに加え、3分の2以上の出席率を達成している人が受験資格を得られます。

試験の内容は貿易事務、マーケティング等、ビジネス英語の3つとなっており、3級は年2回、2級は年3回、1級は年1回の試験が行われているので挑戦してみてくださいね。

民間の資格ではありますが、専門的な知識レベルを持っていることを認定してくれる資格なので、貿易事務の面接に行く際には大きなアピール材料になるのは間違いありません。

また、明治大学リバティ・アカデミーで試験合格のための講座全4回が開催されているので役立ててみましょう。

AIBA認定貿易アドバイザー試験

AIBA貿易アドバイザー協会によって認定される資格です。中小企業の国際化に貢献できる資格としても知られています。

注意しておかなければならないこととして、この資格はすでに原則3年以上の国際ビジネス関連業務を経験してきている人を対象としているものです。これから国際関連の仕事に就きたいと思っており、面接を有利にするために何か資格を探している方などは他のものを検討してみましょう。

試験内容は第1次試験が貿易英語と貿易実務、国際マーケティングとなっており、東京・大阪・名古屋・広島・福岡・仙台・札幌などで試験が行われます。

第2次試験は東京・大阪で行われ、試験科目は事前提出の小論文と面接です。こちらはその年、または前年のAIBA認定試験貿易アドバイザー試験第1次合格者でなければ参加できません。

この資格取得を目指す大きなメリットともいえるのが、合格者はAIBAに入会可能なことが挙げられます。AIBAに入会できれば最新の国際情勢や貿易についての情報を閲覧できるため、貿易事務の仕事もより効率よく確実に行えるようになるでしょう。

面接を受ける時点ですでにAIBA認定貿易アドバイザー試験に合格している場合は高評価が期待できます。

IATA/FIATAディプロマ試験

日本語では「国際航空貨物取扱士」という扱いになります。こちらは国際航空運送協会であるIATAと国際貨物輸送業者協会連合会であるFIATAが共同で行っている国際資格試験となっており、日本で試験の管理や運営を行っているのは(社)航空貨物運送協会(JAFA)です。

IATA/FIATAディプロマ試験に合格して取得できる資格は世界80ヶ国で通用する国際資格なのが大きな魅力だといえるでしょう。貿易事務の仕事をする上で国際的な資格取得を目指している方はこちらをチェックしてみてくださいね。

試験合格者には「IATA DIPLOMA」という国際資格認定証が授与され、この資格を持っていると航空貨物を取り扱う航空貨物代理店などでの需要も高くなります。

日本で行われている試験とは違い、英語で出題されるので難易度はかなり高めだといえるでしょう。国際資格ということもあり、全世界共通の問題となっています。

コースには基礎コースのほか、危険物コースがあるので、興味がある方を学んで受験しましょう。以前は上級コースもあったのですが、現在は試験が行われていません。

基礎コースでは世界地理や国際時刻表の見方、航空機の種類や機能など様々な内容が出題され、危険物コースでは2日半の講習のほか、認定試験などを受ける必要があります。

なお、危険物コースの場合は更新制の資格となっており、更新試験に不合格となった場合は資格が取り消されてしまうので注意が必要です。

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